お彼岸のはなし
お彼岸のあれこれ
昼と夜の時間が同じ長さになる日を中日と言い、1年で春と秋の2回あります。それぞれ、中日は「春分の日」と「秋分の日」にあたり、その前後3日間ずつあわせて7日間が彼岸と呼ばれます。
ここ近年の彼岸は下記の通りです。
年 | 時期 | 期間 | 中日 |
---|---|---|---|
2015年 | 春 | 3/18(水)~3/24(火) | 3/21(土) |
秋 | 9/20(日)~9/26(土) | 9/23(水) | |
2016年 | 春 | 3/17(木)~3/23(水) | 3/20(日) |
秋 | 9/19(月) ~9/25(日) | 9/22(木) | |
2017年 | 春 | 3/17(金) ~3/23(木) | 3/20(月) |
秋 | 9/20(水) ~9/26(火) | 9/23(土) | |
2018年 | 春 | 3/18(日)~3/24(土) | 3/21(水) |
秋 | 9/20(木) ~9/26(水) | 9/23(日) |
お彼岸には各家庭お墓参りをして故人や先祖を偲(しの)びます。また各寺院では「彼岸会(ひがんえ)」などといわれる法要を執り行い先祖のご供養を行います。
そもそも「彼岸」とは、仏教用語でいう迷いのない悟りの世界、つまり浄土のことをさします。ちなみに私たちの住んでいるこの世間は「此岸(しがん)」と表現されます。阿弥陀如来の住む極楽浄土は西の方角にあるという信仰から、太陽が真西に沈む中日の日を供養の日としたのが、お彼岸の始まりと言われています。
お墓参りに適したお線香とは?
お線香には、素材によって2つの種類に大きく分けることができます。杉の葉を原料にした「杉線香」と、椨(タブ)の木皮をベースにした「匂線香」です。「杉線香」は一般的に安価で煙が多く、お墓参り用の線香としてよく使われます。一方、「匂線香」は繊細な香りを表現でき、炭を配合したものなどは煙も少ないと言う特徴から室内香として用いられることが多いです。
ただし、お墓参りには「杉線香」でなければいけない、という明確なしきたりや決まりはなく、「匂線香」をご利用いただいても問題ありません。
お仏壇に適したお線香とは?
お彼岸にはお墓参りとともに、ご家庭の仏壇で故人を偲ぶことも大切です。仏壇をキレイにしてお供え物をします。
ちなみに、お供えものの1つ、お線香にはどのようなものをお使いでしょうか?最近では、マンションなど空調の関係でお部屋の造りが密閉型になっている所も少なくありません。煙の多いお線香だと煙がこもってしまい、残り香や煙が気になりがちです。
日頃はもちろんのこと、お彼岸など家族で集まるときには、香りが良いのはさることながら、身体にも優しい線香を使われることをお勧めします。
お彼岸にもお勧めのお線香
さて、皆様は「香食(こうじき)」という言葉をご存知でしょうか?仏様はお供え物の香りを食べると言われています。お食事にはぜひ気を遣いたいですし、いい香りなのはもちろんのこと、素材や産地などにも気を配りたいところです。お彼岸はご先祖様にとって特別な日です。特別な日に、良い香りを用意してみるのはいかがでしょうか?
お彼岸というご先祖様にとって特別な日に感謝の気持ちを込めて-。梅薫堂のお線香をよろしくお願いします。