SL香炉のはなし
SL香炉から漂う香煙を楽しむ~淡路いぶし焼SL香炉~
推古天皇3年(西暦595年)に香木が流れ着いた地とされる淡路島。そんな淡路島のお線香作りは、160余年の歴史を持つ淡路島を代表する地場産業の一つです。
しかし、淡路島の地場産業は何もお線香作りだけではありません。
淡路島のいぶし瓦(淡路瓦)は三州瓦(愛知県)、石州瓦(島根県)と並ぶ日本三大瓦の一つであり、四百年の歴史があります。そして、いぶし瓦の生産量は全国一を誇ります。いぶし瓦作りもまた、淡路島が誇るべき地場産業の一つです。
歴史ある淡路島の地場産業である「いぶし瓦」と「お線香」を融合し、2001年に「淡路いぶし焼SL香炉」が生まれました。「淡路いぶし焼SL香炉」は、弊社社長が提案し、安冨白土瓦の安冨社長がデザイン設計して制作されました。
お香を香台に立て、SL形の蓋をすると、中から香煙がSLの煙突を通ってゆらゆらと立ち上ります。その様子は、煙を出しながら走るSLのイメージです。
淡路島が誇る日本一の産業同士がコレボレーションし、「いぶし瓦」と「お線香」の2人の社長の想いを集約して生まれた夢の商品です。それは、SLがあたかも2つの会社の想いを乗せて走っているかのように―。
なお、SL香炉はスティックタイプとコーンタイプのお香、両方が使用可能です。お線香をお香のかわりにご使用いただくこともできます。
是非、SL香炉を利用して、お線香やお香の薫りを楽しんでいただければ幸いです。